2011年12月22日木曜日

17日ゲストトークレポートです。


遅くなってしまいましたが、上映初日に行われた監督・伊藤有壱と
ゲスト・野村辰寿さんのトークについてちょっぴりレポートいたします。

時間が20分程度ということで、話題はいきなり上映されたばかりの「HARBOR TALE」の内容についてからスタート。

まず伊藤からは「楽しさだけのお話でもなく、芸術性に凝った堅苦しいものでもない、正体のわからない作品です。」という発言に対し、
野村さんからは「なんといっても動いている豊かさが全編にあふれていることが素晴らしい。短編アニメーション映画は劇場でなかなか公開できないので、とても凄いと思います。」
 などの嬉しいコメントとともに、この作品で初めてI.TOONとアニメーション作家・伊藤有壱に触れてくださったお客様へ伊藤の紹介を丁寧にしてくださいました。

また、野村さんのお仕事の紹介や立体アニメの制作者としての裏話や苦労話をちりばめつつ、制作者ならではの喜びをにじませながらの話が弾みます。


東京藝術大学で指導する立場に立って、作品を作ることが大切だとより実感するようになった。横浜市民368万人全員に観て欲しい。そして世界中の港街で上映したい、という伊藤の野望(?)。作る人と観る人の喜びがどこかで一致するととても嬉しい。
といった話など、話題はあちらへこちらへと次々移っていきます。


一友人として同志として賞賛を惜しまない野村さんに、伊藤も少し照れていました。

今年の震災の後、海や港の建物をあつかったこのストーリーが受け入れられないのではないかと悩んだことなども吐露され、話題がどんどん広がって、さらに盛り上がりそうになったところで惜しくも時間が来てしまいました。

ご来場くださったお客様も席を立つかたもなく、なごやかな雰囲気のなか終了することができました。

明日23日はもう1人のゲスト、写真家の森日出夫さんとのトークです。

横浜にこだわって撮り続けてきた森さんと、横浜をモデルに港街の作品を創った伊藤の、ディープなお話が聞けるのではないでしょうか。お楽しみに!

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